ベンチの南野が示した“感情的ジェスチャー”に英注目 「タクミの振る舞いに気づいた」
南野はバーンリー戦で出番なしも、タッチライン際での振る舞いに注目
サウサンプトンは現地時間4日、プレミアリーグ第30節バーンリー戦で3-2と逆転勝利を収めた。日本代表MF南野拓実は出番なしに終わったが、英地元メディアは「サウサンプトンのサポーターがタクミの振る舞いに気づいた」と見出しを打って取り上げている。
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南野は今年2月、シーズン途中にリバプールからサウサンプトンへ期限付き移籍。チームは直近のリーグ戦13試合で10敗を喫しており、残留争いに本格的に巻き込まれている。そのなかで南野は3月25日の国際親善試合・韓国戦(3-0)、30日のワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(14-0)の代表活動を終えた後、サウサンプトンに再合流していた。
今後を占う下位対決となったバーンリー戦で南野に出番は訪れなかったものの、試合は2点ビハインドの状況から、3連続ゴールでサウサンプトンが大逆転劇を演じた。勝ち点を「36」に伸ばし、降格圏の18位フラムとの勝ち点差を「10」に広げ、残留争いから一歩抜け出すことに成功している。
そんななか、英メディア「Hampshire Live」は「サウサンプトンのサポーターはリバプールから期限付き移籍中のタクミ・ミナミノの振る舞いに気づいた」と見出しを打ち、タッチライン際でアップしていた南野が、2-2で迎えた後半21分にチームが逆転ゴールを奪った際のジェスチャーに注目している。
左サイドに入っていたMFネイサン・レドモンドが豪快なボレー弾を叩き込むと、歓喜を爆発させながらタッチラインへ走り出す。そこで待ち構えていた南野は、感情的な熱いハグで迎え入れていた。記事では「サポーターは見過ごさなかった」と取り上げ、SNS上に上がったファンからの「タキがレドモンドと一緒に祝ったのが素晴らしかった」「2人のクリップが大好き」といった声を紹介した。
サウサンプトンへのレンタル期間は今季いっぱいまでとなっているが、「南野の長期的な未来について、ローン契約の枠を超える憶測も高まっている」と、完全移籍を期待する声も噴出していると指摘。南野が示した祝福のジェスチャーに、サポーターや地元メディアも熱視線を送っていたようだ。