“奇跡のシーズン”の象徴となったヴァーディ 偉業達成の理由は「チームワーク」

序盤戦にリーグ新記録の11戦連続ゴールを記録 英記者協会MVPも受賞

 創設132年で奇跡のプレミアリーグ初制覇を果たしたレスター・シティだが、この快挙をエースとしてけん引したのがイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディだった。4月17日の第34節ウェストハム戦で退場処分を受け2試合の出場停止となったため、優勝が決まる直前のスウォンジー戦、マンチェスター・ユナイテッド戦は欠場となったものの、この快足ストライカーが”おとぎ話”の主人公を演じたのは間違いないだろう。

 第4節ボーンマス戦からリーグ新記録となる11試合連続ゴールをマーク。この神がかったゴールラッシュがチームに勇気を与え、上位に定着させる一因となった。日本代表FW岡崎慎司と好連携を見せ、今季リーグ戦でここまで34試合22得点と大ブレーク。2012年まで5部相当のフリートウッド・タウンFCでプレーし、驚異の成り上がりを見せた男は、”奇跡”の象徴として一つの勲章を手にしている。

 優勝が決定する前日の2日、イングランド記者協会(FWA)年間最優秀選手賞を受賞。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、初の栄冠を手にしたヴァーディの喜びのコメントを紹介している。

「権威ある賞を受賞することができてとても光栄です。驚くべき選手たちが名前を連ねる受賞者リストに僕の名前を加えることができた。FWA、そして投票してくれた人たちに感謝ですね」

 

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