リバプールのサラーが東京五輪出場を熱望 英紙指摘「クロップ監督の怒りを買うリスク」

リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー【写真:AP】
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー【写真:AP】

五輪参加の場合、コロナの隔離期間も踏まえると新シーズン開幕に間に合わない可能性も

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは熱望する東京五輪出場に向けて、リバプールと話し合いを行うようだ。エジプトサッカー協会から出場に向けた正式な要請が出されている一方で、オフシーズン返上での参加となることを受け、英メディアでは「クロップ監督の怒りを買う危険」も指摘されている。

 28歳のサラーは五輪への出場を熱望しており、オーバーエイジ枠で東京五輪参戦が噂されている。しかし、五輪に関しては代表チームに選手の拘束力はなく、クラブに選手派遣の義務はないため、リバプールが招集を拒否する可能性もある。

 そうしたなかで、英紙「ザ・サン」によれば、エジプトサッカー協会会長のアーメド・メガヘド会長は地元テレビに対して、「リバプールの経営陣は我々のメッセージに対して選手と話し合うと答えた」とコメント。直接の話し合いで合意できれば、サラーの五輪出場に近づくことになる。

 しかし、サラーが五輪に出場すれば、リバプールにとっては大きな痛手だ。五輪の男子サッカーの日程は今年7月22日から8月7日までで、新シーズンに向けた準備のためのプレシーズン期間に不在となるからだ。

 プレミアリーグの新シーズン開幕は8月14日。新型コロナウイルスの検疫による隔離期間なども考慮すると、サラーが開幕戦に間に合わない可能性もある。

 英紙「デイリー・メール」はこれを受け、「リバプールのモハメド・サラーはユルゲン・クロップ監督の怒りを買うリスクを犯す」とも報じている。五輪出場が監督の怒りを買う可能性もあるようだが、それでもサラーは大舞台の出場に向けてできる限りの手を打つつもりのようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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