勝者になることを証明したオーバーヘッド弾

　ヴァーディら主役以外に対しても賛辞の声は 尽きない。その代表格が岡崎だ。「レスターは、昨夏の移籍市場の中で、オカザキを待つだけの価値はあった。コミットメントと無限のエネルギーが揺らぐことはなかった」と持ち味の献身性を評価。それと同時に相棒ヴァーディと築き上げた関係性、そして今季のハイライトに挙げられるゴールシーンにも触れられている。

「彼はプレミアリーグに素早く適応した。そして相手守備陣を混乱に陥れる、ジェイミー・ヴァーディとの良好なパートナーシップを形成した。3月のニューカッスル戦で決めたオーバーヘッドキック、勝者になることを証明した一撃は、タイトル獲得において非常に重要なものだったのは確かだ」

　日本代表で通算100試合48得点を挙げている侍ストライカーの運動量、献身性、そ してアクロバットなバイシクル弾。サッカーの母国に「シンジ・オカザキ」の名前と、インパクトはしっかりと刻まれたようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images