乱闘、踏み付け、監督介入! レスター優勝決定戦のトットナム対チェルシーは暴君コスタ躍動の大荒れに

劇的展開で2−2ドローも試合は醜態の連続

 レスターの優勝決定戦となった「ロンドン・ダービー」は削り合いと乱闘の応酬となる大乱戦となった。チェルシー対トットナムは2-2の引き分けに終わったが、チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタが相手と乱闘を起こしたかと思えば、トットナムMFエリック・ラメラが相手MFセスク・ファブレガスの手を踏むなどダーティープレーが続出。両チームとも醜態をさらしてしまった。

 逆転優勝に向けて残り試合全勝しかなかったトットナムは、前半に今季得点ランクトップのイングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンのゴールで2点リードを奪い、この日の優勝に待ったをかけたかに見えた。しかし、後半に入って13分にCKからイングランド代表DFギャリー・ケイヒルの追撃弾を浴びると、同38分にはベルギー代表MFエデン・アザールのスーパーゴールが決まり、2-2のドローに終わった。この結果、レスターのプレミア初制覇が決まった。

 しかし、このロンドン・ダービーは大荒れに荒れた。両チームの選手が罵り合い、相手を削り合うダーティー・ゲームとなった。前半37分、相手のベルギー代表DFフェルトンゲンにユニフォームを引っ張られた問題児FWジエゴ・コスタが小競り合いを起こしたのが発端だった。

 今季これまでピッチ上で悪辣の限りを続けてきた挑発者コスタの行動で火が付いた両チームはボールに向かわず、相手の足を狙ったスライディングを連発。前半45分にはタッチライン際でスパーズのイングランド代表DFローズがチェルシーのブラジル代表MFウィリアンと乱闘開始。トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が介入しする羽目になった。2人には警告が出された。ハーフタイムにはトットナムMFデンベレがコスタの顔をわし摑みにするなど、試合は荒れ果てた。

 

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