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“禁断の移籍”に対する罵声にも平常心のドルトムント主将 「彼らは本当のファンじゃない」
バイエルン移籍希望を明かしたフンメルスへの容赦ないブーイング
今季終了後のバイエルン・ミュンヘンへの移籍希望を発表したドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、30日の本拠地ヴォルフスブルク戦で先発出場を果たした。”裏切りのキャプテン”は、ジグナル・イドゥナ・パルクに詰めかけた超満員のサポーターから痛烈なブーイングを浴びたが、去り行く主将は「本当のファンじゃない」と反論している。地元テレビ局「スポーツ1」で語ったもの。
5-1で快勝した一戦で、本拠地には罵声が飛び交った。メンバー発表で「フンメルス」の名前が呼ばれると、スタジアムを大ブーイングが包み込んだ。さらに試合中もボールに触るたびに口笛や罵声が巻き起こり、ドルトムントの背番号15はまるで罪人のような扱いを受けていた。スタンドにはドイツ語で「船長が船を見捨てるとは」「すぐに出て行け」と書かれた怒りの横断幕が登場したが、フル出場を果たしたフンメルスはサポーターの憤怒を意に介さなかった。
「彼らは本当のファンじゃない。トップチームで僕を愛したことのない、300人程度の集団に過ぎない。彼らはこの舞台を借りて怒りをぶちまけたんだ。彼らがどこから来ているのか、分かっているのさ」
主将はこう語った。フンメルスに向けてスタジアム中に鳴り響いた罵声は、ドルトムントサポーターの一部に過ぎないと強調していた。
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