破竹の10連勝に導くベイルの決勝弾を英雄ジダンが絶賛 「彼はC・ロナウドになれる」

リーグ戦22試合で19得点の圧倒的な得点率

 ベイルは昨季からふくらはぎに故障が続き、今季はリーグ戦わずか22試合の出場。しかし、19得点11アシストと圧倒的な得点率を誇っている。ロナウドは4月20日の第34節ビジャレアル戦の終盤にオーバーヘッドキックを試み、自爆。右太ももを痛めたが、それまでリーグ戦全試合フル出場と鉄人ぶりを発揮していた。

 2013年夏に、フットボール史上最高額の128億円でトットナムからレアルにやってきたスーパースターは、スピード、身体能力、技術と三拍子が揃うアタッカーだ。故障と無縁になりコンスタントにプレーさえできれば、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと世界最高選手の座を争うロナウドが待つ高みに到達できると、かつての天才司令塔は期待を込めて語っている。

「すべての選手が重要だ。プレーする時には活躍する。20から21人の選手が準備できているということは重要なことだ。中2日でプレーすることは難しい。しかし、誰もがプレーし、活躍する。それがこのチームにとって最良のことだ」

 国王杯の失格処分などによりチームが崩壊危機を迎えた1月に、ラファエル・ベニテス前監督が更迭され、就任したジダン監督は手腕を発揮している。リーグ戦は怒涛の10連勝で、5月4日にUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のマンチェスター・シティとの勝負の第2戦を迎える。復活のベイルとともに、”白い巨人”は二冠を達成できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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