ポルトガル新星FW、主将C・ロナウドの振る舞いに感銘 「大きな影響を与える」

ポルトガル代表のC・ロナウドとジョアン・フェリックス【写真:AP】
ポルトガル代表のC・ロナウドとジョアン・フェリックス【写真:AP】

21歳フェリックス、代表チームを牽引するロナウドの影響力に言及

 2002年にスポルティングでプロキャリアを歩み始めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、サッカー界で多くのトロフィーを勝ち取った選手の1人だ。現役選手ながら、彼の出身地であるポルトガルのマデイラ島の空港が「クリスティアーノ・ロナウド・マデイラ国際空港」になった生ける伝説は、ポルトガル代表の後輩たちにも大きな影響を与えている。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 ロナウドがポルトガル代表に与えている影響を語ったのは、同国代表の新星FWジョアン・フェリックスだ。フェリックスは19歳だった2019年にベンフィカから1億2600万ユーロ(約163億円)の移籍金でアトレティコ・マドリードに加入。今シーズンは、ここまで公式戦33試合に出場して10得点を挙げ、リーガ・エスパニョーラで首位に立つクラブをけん引する活躍を見せている。

 2019年3月にポルトガルA代表に初選出され、ロナウドとともにプレーする21歳のフェリックスは、英サッカー専門誌「ワールドサッカー」のインタビューで、ロナウドが代表チームへ与える影響力を明かした。その内容を「マルカ」紙が報じている。

「彼はポルトガル代表の全員にとってお手本だ。それは彼のこれまでの実績だけではなく、これから勝ち取りたいと思っているすべてに対してね。僕にとっても、チーム全体にとっても、大きな影響を与えてくれる。

 彼は、自分自身に求める以上のことを他人に求めることは絶対にしない。彼はすべてを勝ち取った。でも、今でも自分により多くのことを求めている。偉大なキャプテンであり、いつでもアドバイスをしてくれる。ネーションズリーグの試合前にも、彼は『落ち着いて、ゲームを楽しめばいいよ』と声をかけてくれたんだ」

 昨年9月に行われたUEFAネーションズリーグのクロアチア戦で、代表初ゴールを記録したフェリックスは、ここまでポルトガル代表で13試合に出場し3得点を記録している。36歳となったロナウドと、代表で共闘できる時間はおそらく長くないはずだが、これまで170試合で102得点を記録してきたレジェンドから、どれだけ多くのことを吸収できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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