アメリカ映画のようなハッピーエンドへ “超大穴”レスター監督が貫く「冷静な野心」

マンUに勝てば史上初の優勝決定! ラニエリ監督「絶好の機会」

 “おとぎ話”の最後を、ハリウッド映画のような美しいエンディングで飾ることができるのだろうか。クラブ史上初のリーグ制覇にあと1勝と迫るレスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、アメリカ映画のような“ハッピーエンド”に向かって、冷静な態度で着々と歩みを進めている。「プレミアリーグを勝ち取る本当のチャンス」と、5月1日に迎えるマンチェスター・ユナイテッドとの大一番に向けた意気込みを語っている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ラニエリ監督率いるレスターは、クラブの132年の歴史のなかで初となるトップリーグ優勝を目前に控えている。優勝の懸かる次節は伝統ある名門マンチェスター・ユナイテッドとのアウェーゲーム。指揮官は大一番を前に冷静さを保ち、初優勝への意気込みを語っている。

「アメリカ映画のような物語を、きっちりと完了させることが重要だ。最後はいつだってハッピーエンドだ。絶好の機会だが、そのためには集中していなければいけない。落ち着いて待つ。我々には時間がある」

 シーズンを通して、ラニエリ監督はレスターの選手たちにプレッシャーはないとメディアの前で公言し続けていた。勝てば優勝という大一番を控えても、誰一人浮かれることはないようだ。指揮官曰く、「次の試合に集中している。選手たちもいつも通りトレーニングをし、とても集中していた」と、選手たちは平常心を保っているという。そして、それはラニエリ監督も同様のようだ。

 

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