「ピッチ上で1人だけ違う」 U24代表MF旗手怜央が見る“同僚”三笘との違いとは?

川崎Fで共にプレーするMF旗手怜央とMF三笘薫【写真:高橋 学】
川崎Fで共にプレーするMF旗手怜央とMF三笘薫【写真:高橋 学】

旗手玲央がチームメートの三笘薫について語る 「自分にとって大きな存在」

 東京五輪世代のU-24日本代表は22日、国際親善試合・U-24アルゼンチン代表戦(26日=東京スタジアム/29日=北九州スタジアム)に向けて合宿をスタートさせた。2試合で指揮を執る横内昭展監督のもと、南米の強豪相手に強化を図る。J1王者の川崎フロンターレからはMF旗手怜央、MF三笘薫、MF田中碧の3人がU-24日本代表入り。そのなかでこの日、取材対応した旗手は昨季圧倒的な実力を示した三笘との“違い”を明かした。

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 今季ここまでリーグ全7試合に先発出場し、2ゴールを挙げている旗手。左サイドバックとして存在感を高めつつ、チームの7戦負けなし(6勝1分け)に貢献している。今年でプロ2年目を迎える旗手の同期は、昨季大卒ルーキーながら30試合13得点をマークした三笘だ。チームメートで同学年の三笘について、自身の目線で語った。

「去年から一緒のチームになって、フロンターレが優勝できた要因として存在が大きいと思うし、近くで見ていて圧巻だったと思った。ゴールやアシストをして、ピッチ上で1人だけ存在感が違ったようなプレーが凄いなという思いがある一方で、悔しい思い、あれくらいやりたいと常に思っていた。ただ特徴は違うし、比較はせずにやれることをピッチで表現できればいい。自分にとって大きな存在だと思う。薫は見ての通り、ドリブルや人をかわすのが得意。僕は対人の強さ、相手をはがす動き、ゴールに向かっていくドリブルだけでなくフリーランも特徴で、そこは違いだと思う」

 ライバルとして刺激を受けつつも、その“違い”は明確。旗手自身、今季は左サイドバックが主戦場なだけに、守備力も向上している。強豪アルゼンチンが相手だが、負けるつもりはない。

「1対1の部分は高校3年間で日頃からいっぱいやってきたので、攻撃にも守備にも自信はある。南米の選手と言えばドリブルだと思うし、攻守に楽しみながらやりたい。緩急の使い方や体の使い方が上手いイメージがある。緩急のところは予測が大事になると思う。出たら常に集中を切らさず、1対1ならボールを奪いきるところまでいければ」

 U-24代表招集“常連組”の旗手にとっても今回の合宿は新たなチャレンジが待っている。川崎で磨いた大きな自信を胸に、旗手のユーティリティーさが光る2試合となるだろう。

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