JFLから開幕スタメン抜擢 大宮新加入GKが感じた“プロ”の手ごたえ「J2でもできる」

開幕スタメンに抜擢された大宮GK上田智輝【画像はスクリーンショットです】
開幕スタメンに抜擢された大宮GK上田智輝【画像はスクリーンショットです】

GK上田智輝、Jデビューとなった水戸戦を回想「そこまで焦らず、冷静に対応できた」

 大宮アルディージャのGK上田智輝は、2月28日に行われたJ2開幕節・水戸ホーリーホック戦でJリーグデビューを飾り、2-1の勝利に貢献した。JFLでの下積みを経て、プロの世界に飛び込んだが、3月4日のオンライン会見で「J2の中でもできるんじゃないかと感じた」と改めて手ごたえを語った。

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 関西学院大から2018年にJFLの奈良クラブに加入した上田は、所属3年目の昨季にリーグ戦11試合に出場。シーズン終了後に大宮から獲得オファーがあり、アマチュア契約から晴れて“プロサッカー選手”となった。

 開幕節の水戸戦、岩瀬健監督は上田を含む新加入選手7人をスタメン起用。上田は試合2日前のセットプレーの練習でスタメン組に入った際、「スタメンかなと思っていた」という。

 前半8分、大宮はボールロストからカウンターを食らい、水戸MF深堀隼平に先制ゴールを決められたが、Jリーグデビューの上田はここで崩れなかった。

「少し緊張はありましたけど、アップでは体も動いていました。立ち上がりでボールを触れなかったので、早くボールに触りたいという気持ちはありました。前半に失点して、西村(慧祐)選手のクリアにも助けられましたが、後半はクロスボールにも対応できたと思います」

 大宮は後半25分、途中出場のルーキーMF柴山昌也が鮮やかな同点ゴールを決めると、同38分にはMF馬渡和彰のピンポイントクロスからMF奥抜侃志のダイビングヘッドで勝ち越した。上田もその後はゴールを守り切り、2-1の勝利に貢献した。

「(J2はJFLと比べて)スピード感は早いと感じましたけど、そこまで焦ることはなくて冷静に対応できました。J2のカテゴリーの中でもできるんじゃないかと思いました。自分は足元の技術を求められていて、相手が前から来るなら裏を狙っていかないといけない。裏のスペースとか見ているので、隙があれば狙っていこうと思っています。(次の)甲府戦は(ホームの)NACK5(スタジアム大宮)でできるので、サポーターのみなさんにも自分の良さを見てほしいです」

 JFLから開幕スタメンを勝ち取った上田は、慢心することなくさらなる活躍を目指す。

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