レスター奇跡の快進撃は”夢の劇場”で完結!? トットナム足踏みで次節勝てば自力V

次節敗れても、トットナム黒星で優勝決定

 このドローによって、トットナムは首位レスターとの勝ち点差が「7」に開く痛恨の展開となった。 レスターは2位トットナムが残り3試合を全勝したとしても、残り3試合で1勝、もしくは3引き分けで優勝の条件を満たす。一方で残り3試合で1敗もできないトットナムは次節、5月2日に敵地でチェルシー戦を戦わなければならず、現地でも“レスター王手”は大きく伝えられている。

 「ガーディアン」紙も、「トットナムとレスターとの勝ち点差は開いた。そしてその差はシンプルなものをもたらした。クラウディオ・ラニエリ監督率いるチームは、日曜日にオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドを破れば、すべてが完結する」と、最速で5月1日の第36節、「夢の劇場」として知られる敵地でのユナイテッド戦で戴冠が決まると伝えている。

 もしレスターがこのユナイテッド戦に引き分けた場合でも、2位トットナムがチェルシーに引き分け以下で優勝決定。敗れた場合でも、トットナムが敗れた瞬間に次節でのリーグ初戴冠が決まるという、圧倒的に有利な状況だ。当初はアウトサイダーと見られていたレスターの“おとぎ話”が、ついに現実のものになろうとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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