本人はミラン残留を熱望

　バロテッリ自身は、来季のリバプール復帰に「NO」と明言している。以前、イタリアの地元衛星テレビ局に「ミランに残留したい。リバプールには戻りたくない。リバプールでは幸せなことはなかった。ミランにはお金もあるんだ」と語り、物議を醸していた。

　イタリアサッカー界の未来と期待された悪童ストライカーだが、ピッチ内外の素行不良によって問題を起こし、そのキャリアは転落の一途をたどっている。累積赤字に苦しみ、今季100億円の赤字を計上すると見られている凋落のミランだけに、バロテッリの残留が来季に向けた”補強第一号”となる可能性もありそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images