海外メディアが韓国代表新監督の手腕を不安視!? 「輝くまで時間がかかるだろう」

日本代表の後任人事とも比較「シュティーリケはリストに後から加えられた」

 また、日本代表のアルベルト・ザッケローニ前監督の後任人事とも比較。「日本はワールドカップで似たような落胆を味わったが、すぐにハビエル・アギーレを(後任監督に)任命した。2010年から日本サッカー協会の目に留まっていた監督だ。シュティーリケは韓国代表監督のリストに後から加えられた。彼は(監督就任条件の)全てのチェック項目に印を付けなかったが、明確なアドバンテージがあった。ドイツ人であること、就任可能な状況であったことが役立った」と報じている。
 この分析からは、韓国の今回の後任人事は日本と比べ、少ない選択肢の中での消極的な人選だったとの指摘が読み取れる。
 シュティーリケ氏は代表チームを2度率いた経験を持つ。1回目は1980年代後半から90年代前半にかけ、スイス代表を指揮。だが、当時については「完全に忘れ去られている」と特集で評されるなど、目立った功績は残していない。そして2006年からはコートジボワール代表に就任したが、今度は家族に不幸が襲う。記事では「出だしは良かったが、彼の実子の悲劇的な死により突如終焉を迎えた」とし、2008年に退任したことを伝えている。
 そこからカタールのクラブなどで指揮を取り続けたシュティーリケ氏。
 記事では「この代表監督就任はスペシャルな興奮とも、特別な落胆とも周囲には捉えられていない」と手厳しく報じ、まずは初采配となる10月のパラグアイ戦、コスタリカ戦に周囲が注目している様子を伝え、さらに来年1月のアジアカップ(オーストラリア)でその真価が問われるとしている。
 韓国協会側はアジアカップの成績で新監督の去就を判断しないと伝えられているが、韓国代表には果たしてどのような未来が待っているのか。韓国を率いる新指揮官の手腕に注目が集まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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