南野、“チェルシー攻略弾”はどのように生まれた? 現地解説「ゴールの道筋は…」
サウサンプトンはチェルシーに1-1と引き分けも、南野が絶妙な抜け出しから先制点
サウサンプトンの日本代表MF南野拓実は現地時間20日、プレミアリーグ第25節チェルシー戦(1-1)に先発出場し、貴重な先制点を決めた。サウサンプトン専門メディアは、イングランド代表FWダニー・イングス、同MFネイサン・レドモンドの2トップと南野による連動的なプレーから生まれた高度なゴールであると解説している。
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6連敗中のサウサンプトンは序盤からトーマス・トゥヘル監督が就任した新生チェルシーに主導権を握られ、防戦一方に。南野も中央でボールを受ける際、相手MFエンゴロ・カンテの激しいチャージに遭い、なかなか思うようなプレーをできずにいた。しかし、前半33分、南野が2トップとの連携からチェルシー守備陣を打開する。
中盤でパスを回していたサウサンプトンは、レドモンドがボールを持ったのを合図に、南野とイングスがチェルシー守備陣の隙間に走り込み、南野がペナルティーエリア内でスルーパスを受ける。対峙した相手GKに対してキックフェイトでバランスを崩し、そのまま右足アウトサイドで流し込んで先制点を奪った。
サウサンプトン専門メディア「Saints Marching」は公式ツイッターで、ゴールが生まれた場面の一連について解説。「今日のゴールの道筋は、イングスとミナミノがスイッチ役を担い、守備陣のギャップを利用した。そして、レドモンドが中盤に落ちてリンク役を務め、パスを通した」と振り返っている。
南野は4-4-2システムの左サイドで先発しているが、流動的にポジショニングを取っており、中央でボールを受ける機会が多い。2トップとこまめに入れ替わりながら相手マークをはがす打開策は、まさにザルツブルク時代に体現していたプレーだ。
南野がサウサンプトンで本領を発揮できているのは、2トップとの連動が大きな鍵を握っているようだ。