“英雄”登場後の大逆転劇は「ハリウッド映画のエンディング」 敵将もトッティの衝撃2発に脱帽

敵地勝利を目前に敗れたトリノ監督が、”ローマの英雄”を称える

 ASローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが本拠地トリノ戦の後半41分に途中出場後、3分間で2ゴールを決める大活躍を見せ、3-2の大逆転勝利の立役者となった。敵将ジャンピエトロ・ベントゥーラ監督は、39歳の英雄の活躍に「ハリウッド映画のエンディング」と脱帽している。

 まさに「トッティ・ショー」だった。1-2と1点ビハインドで迎えた後半41分に、MFケイタと交代でピッチに入ったトッティは、直後に迎えた右サイドでのFKのチャンスで決定力を示す。MFピヤニッチの蹴ったピンポイントクロスを、中央でDFマノラスがヘディングでコースを変えると、トッティがマーカーの背後を取ってスライディング。右足でゴール左隅に鮮烈な同点弾を突き刺した。

 さらにその2分後には、MFペロッティの左サイドからのクロスをトリノDFマキシモビッチがエリア内で痛恨のハンド。このチャンスで、PKキッカーを務めたのはトッティ。再びゴール左隅に決勝点を突き刺し、土壇場での劇的な逆転勝利を呼び込んだ。

 敵地でのローマ撃破を目前にしながら、トッティに全てのシナリオを書き換えられたトリノのベントゥーラ監督は、英雄がわずかな時間で放った輝きに脱帽していた。

 

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