香川は「今、サッカー選手を実感」 新天地デビューに海外注目「ピッチに戻ってきた」

ギリシャ1部のPAOKへ移籍をしたMF香川真司【写真:AP】
ギリシャ1部のPAOKへ移籍をしたMF香川真司【写真:AP】

PAOKはAELに2-1で勝利 香川は後半18分に新天地デビュー

 ギリシャ1部PAOKに移籍したMF香川真司は現地時間3日、国内カップ戦のキペロ・エラーダス3回戦セカンドレグのAEL戦に途中出場し、新天地デビューを飾った。チームは2-1で勝利。海外メディアは「香川がピッチに戻ってきた」と取り上げている。

 香川は2019年夏にサラゴサに加入して念願のスペイン初上陸。開幕当初は先発出場を重ねていたものの、中盤戦以降は出場機会が減少してチームも昇格を逃してしまう。戦力刷新の必要性が指摘されたなか、香川はEU圏外枠であることに加え、高給に見合うパフォーマンスを発揮できなかったため、両者合意のうえでの退団が昨年10月に正式決定した。

 本人はスペインでのキャリア続行の意向を表明し、古巣セレッソ大阪からのオファーも固辞していたが、最終的には昨季からラブコールが届いていたPAOKへの加入を決断。加入後のリーグ戦ではベンチ外となっていたが、AEL戦ではベンチ入りを果たすと、後半18分に途中出場し、新天地デビューを飾った。

 香川にとってはサラゴサに在籍していた昨年8月16日エルチェ戦以来、約半年ぶりの公式戦出場となったが、スペイン紙「ElDesmarque」は「香川がピッチに戻ってきた」と取り上げ、「サラゴサを去る難しい決断だったが、香川は今、サッカー選手を実感している」と言及している。

 約半年間ものブランクが空いたため、トップコンディションへと戻すのに時間を要することが予想されるが、ピッチへ帰還した姿はファンを喜ばせるものとなったはずだ。

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