フウガドールすみだ、“在任18年”須賀雄大監督の退任を発表 23歳からチームを指揮

フウガドールすみだの須賀雄大監督が2020-21シーズンをもって退任【写真:勝又寛晃】
フウガドールすみだの須賀雄大監督が2020-21シーズンをもって退任【写真:勝又寛晃】

2009年には地域リーグのクラブとして、フットサル界最大のジャイキリを起こす

 Fリーグ・ディビジョン1のフウガドールすみだは2日、クラブ創設時からのメンバーであり、初代監督でもある須賀雄大監督が2020-21シーズンをもって退任することを発表した。

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 須賀監督は、暁星高校のOBでもある元フットサル日本代表FP稲葉洸太郎氏や元フットサル日本代表FP北原亘らと立ち上げたBOTSWANA FC MEGUROでプレーしたのち、チームが公式戦に参戦するにあたり、23歳の若さで指導者に転身。2005年から現在まで、BOTSWANA FC MEGUROがフウガ目黒、フウガ東京、フウガすみだ、フウガドールすみだと変遷していくなかで、常にチームの指揮を執り続けてきた。

 2009年には当時、関東リーグだったフウガ目黒を率いて、全日本フットサル選手権の決勝に進出。決勝では、国内唯一のプロクラブである名古屋オーシャンズを破る日本フットサル史上最大のジャイアントキリングを起こし、クラブを日本一に導いた。また、FP太見寿人、FP関健太朗、FP諸江剣語、FP宮崎暁、FP田口元気、FP清水和也らをフットサル日本代表選手にまで育て上げている。

 クラブを通じてコメントを発表した須賀監督は「今後はフウガで培ったことを生かし、指導者として更に成長し自分らしく様々なことにチャレンジしていきます!」と宣言し、今後も指導者を続けていくつもりであることを明らかにしている。

 すみだは現在行われているFリーグ2020-21シーズンで暫定6位となっている。須賀監督の率いるすみだは新型コロナウイルス感染拡大の影響などを受け、今季の消化試合が他クラブより少なくなっており、6日から20日までの14日間で5試合をこなすことになる。さらにFリーグのシーズン終了後には、2年ぶりに開催される予定の第26回全日本フットサル選手権がある。すみだとともに歩み、クラブの歴史を築いてきた若き指揮官が、どのような采配を見せるかにも注目だ。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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