吉田麻也、C・ロナウド封殺が「今週のベストプレー5選」に選出 「奇跡のタックル」

サンプドリアDF吉田麻也【写真:Getty Images】
サンプドリアDF吉田麻也【写真:Getty Images】

決定的ピンチで見せた気迫あふれる完璧な守備をイタリアメディア称賛

 サンプドリアの日本代表DF吉田麻也は、現地時間1月30日に行われたセリエA第20節ユベントス戦(0-2)にフル出場した。チームは敗れたものの、ユベントスの絶対的エースであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを封殺するタックルで決定機を阻止。イタリアメディアは“今週のベストプレー”の一つに選出している。

 3位ユベントスをホームに迎えたサンプドリアは、序盤から相手に押され前半20分にイタリア代表FWフェデリコ・キエーザに先制点を決められると、試合終了間際にも追加点を許し、3試合ぶりの黒星を喫した。

 試合には敗れたものの、センターバックで出場した吉田は奮闘。前半42分には最終ラインの背後に1本の縦パスを通されロナウドに突破された。左後方から追走する形となった吉田は、自陣ペナルティーエリアに入ったところでロナウドが左足でのシュート体勢に入った瞬間にスライディングタックル。伸ばした右足のアウトでボールに触る完璧なタックルを見せ、クリーンにボールを奪う決死の守備を披露した。

 衛星放送「スカイ・イタリア」は「第20節のベストプレー」と題し、5つの“ファインプレー”の中に吉田のタックルを選出した。

「クリスティアーノ・ロナウドの突破をシュート寸前で完璧なまでにストップした吉田のタックルは、滅多に見られるものではなかった。ロナウドの胸トラップが不完全だったわずかな隙にしかないチャンスにインターセプトを成功させた。特にDFにとって、このタックルのタイミングは最も重要だっただろう。この奇跡のタックルは、ロナウドを氷の上でバランスを保てずに倒れる馬のようなぎこちなさで地面に転がした」

 守備の国イタリアにおいても、吉田のプレーは高く評価されている。

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