「ピピから中井へ」 日本からやって来た17歳若武者の“成長物語”にスペイン紙注目
飛び級でU-19の試合に出場し、2021年初試合で初ゴールをマーク
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する17歳MF中井卓大は、現地時間23日に行われたフベニールA(U-19相当)のロス・ジェベネス戦(3-0)に“飛び級”で先発出場。2021年初ゴールをマークし、スペイン大手紙も「ピピからナカイへ」と成長に太鼓判を押している。
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“ピピ”の愛称で知られている中井は、2013年に9歳でレアルの下部組織に入団。加入後から順調に昇格し、今季からフベニールB(U-18相当)に所属しているが、昨年8月に開催されたフベニールAの選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録された。同年10月の国際Aマッチウィーク中には、多くの代表選手が不在のなかで、トップチームのトレーニングにも招集されていた。
今年1月23日には21年初試合においてフベニールAで“飛び級”出場。先発を飾った中井は後半40分、左サイドでパスを受けると、自ら中央に切り込んでDFを1人かわし、右足を一閃。豪快な一発はゴール左隅に突き刺さる“ゴラッソ”となった。
スペイン紙「AS」は、「“ピピ”からナカイへ:飛躍的に成長する日本の宝石の物語」との見出しで特集。中井は幼い頃に泣き虫だったことが由来で“ピピ”が愛称となっていたが、「ナカイは9歳でラ・ファブリカ(レアル下部組織の愛称)に入り、現在は17歳。彼のニックネームは常にピピだったが、今では多くの人が名前のナカイと認識している」と成長に太鼓判を押している。
トップチームへはまだカスティージャ(Bチーム)の壁もあるが、中井が順調に成長を続け、最高の舞台に立つ姿に期待したいところだ。
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