「トップに行かなければいけない」 ランパード監督、新戦力ヴェルナーの“不振”を分析

チェルシーFWヴェルナーとランパード監督【写真:Getty Images】
チェルシーFWヴェルナーとランパード監督【写真:Getty Images】

「唯一できることは、練習、そして練習」と、自身の考える解決策を披露

 チェルシーは昨夏にブンデスリーガのRBライプツィヒから、移籍金4750万ポンド(約64億円)でドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを獲得した。新たな得点源として期待されながら直近の公式戦15試合で1得点と不振に喘いでいるが、クラブ歴代最多得点者であり、チームの指揮を執るフランク・ランパード監督が、その原因に言及している。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じた。

 ヴェルナーは現地時間16日に行われたプレミアリーグ第19節フルハム戦の後半30分にフランス代表FWオリビエ・ジルーとの交代でピッチに立った。前半終了間際に退場者を出していたフルハムに対して、チェルシーは優勢に試合を進め、後半33分にはイングランド代表MFメイソン・マウントが先制点を記録。その後も好機を作ったチェルシーだが、ヴェルナーのシュートミスなどで追加点は挙げられなかった。

 試合終了直後、ヴェルナーは1-0で勝利したにもかかわらずに天を仰ぎ、うなだれるような仕草を見せた。悩めるストライカーについて、ランパード監督はチーム全員が彼を後押ししていると強調している。

「彼は自分自身に厳しくなり過ぎているかもしれない。だが、これまで得点を取ってきた有能なストライカーというのは、常に自分自身に厳しいものだ。そういう経験をして、トップに行かなければいけない。彼は得点を決めたいという野心を持っている。彼が途中出場して、あのポジションに入ったことは嬉しかった。これまでのキャリアで、あの位置から多くのゴールを決めてきたからね。またゴールを奪うことになるだろう」

 そして、ランパード監督は「自分自身に厳しくなることは、問題ではない。彼が私からのサポートを感じ取れていることを願うよ。こうした状況を切り抜けて、正しい態度で、前向きに取り組むために唯一できることは、練習、そして練習だ。それには、私やチームメートからの助けが必要なこともある。このグループには適切な競争原理があり、私には複数の選択肢がある。でも、彼らは互いの成功を願っているよ」と、チーム全体で支えていく意思があると話した。

 現地時間19日に行われたプレミアリーグ第18節レスター戦(0-2)にも、後半23分から途中出場し無得点に終わったヴェルナー。チームも上位陣との勝ち点差が広がるなか、シーズン開幕直後の調子を取り戻すことが期待される。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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