レスター岡崎も氷漬け! 奇跡のプレミア初制覇を後押しする秘密兵器はマイナス135度の全身冷凍療法装置

1日5分の冷凍生活 ヴァーディ「本当に回復を早めてくれる!」

 プレミアリーグ初優勝を目前に控えるレスター・シティ好調の裏はマイナス135度の“氷漬け療法”にあった―― 日本代表FW岡崎慎司を筆頭に絶大な運動量をベースにしたカウンター攻撃を武器とするチームはコンディション維持の秘策として冷凍療法を有効活用していることが明らかになった。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 レスターはリーグ第33節終了時点で勝ち点72を積み上げ、2位トットナムとの勝ち点差を7に広げて、初優勝へと着々と歩みを進めている。大躍進の原動力となっているのは選手たちの労を惜しまぬハードワークだが、疲労回復の秘密兵器が10万ポンド(約1550万円)をかけて冷凍療法装置を導入したことが好影響となっているようだ。クラブの理学療法士であるデイブ・レニー氏は「選手は少なくとも1日1回、5分ほど利用します」と説明する。

 クラブハウスに横たわる7メートルの青いコンテナ状の最新鋭の「全身冷凍療法装置」から水蒸気の白煙とともに半裸の選手が次々と出てくる。液体窒素でマイナス65度から70度に冷やされた前室に選手は耳を覆うヘッドバンドと呼吸マスクを着用して内部へと入る。そこで寒さに慣れると、なんとマイナス135度の治療室に身を置くことになる。

 同紙は「この療法を受けている選手たちを“マゾ”と思うかもしれないが、冷凍空間の中に入ることで報酬を享受している」と記している。ワトフォード在住のスポーツ科学者によると冷凍療法は体内の血液を刺激し、新陳代謝を良くすることで負傷や疲労回復を早める効果を持つ。その結果トレーニングの強度も上がり、身体を休める睡眠もより深まる好循環が起きるという。

 

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