“金満”マンCが1470億円を費やして手にした初のCL4強! 英3部から17年で到達

英紙が集計 毎年スター選手を獲得し今季CL16強の壁を破る

 マンチェスター・シティは今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で、クラブ史上初のベスト4に進出した。長年、宿敵マンチェスター・ユナイテッドの陰に隠れていたシティがここまでたどり着くためには、長い年月と莫大な資金を要した。英地元紙「デイリー・メール」が報じたところによれば、英3部相当のリーグで戦っていた1999年から現在までの17年間の間に、シティが費やした金額は計約1470億円にも及ぶことが分かった。

 シティは99年に、プレーオフを勝ち上がりフットボールリーグ・セカンドディビジョン(現リーグ1=3部相当)からディビジョン1(現チャンピオンシップ=英2部相当)に昇格。そこから約17年という歳月が経過し、その間にプレミアリーグに昇格。オイルマネーの力に支えられ、プレミア優勝も勝ち取るなど、国内でも屈指の強豪クラブへと成長していった。欧州の舞台ではなかなか結果を残せなかったが、今季は初めてベスト16の壁を破ると、準々決勝でフランス王者パリ・サンジェルマンを下して、準決勝というさらなる高みに到達した。

 今季はクラブレコードとなる5500万ポンド(約85億円)の移籍金で、ヴォルフスブルクからベルギー代表MFケビン・デ・ブライネを獲得。その他にも、2008年にUAEのアブダビ・グループに買収されて以降はイングランド代表FWラヒーム・スターリング、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、スペイン代表MFダビド・シルバ、コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレなど、毎年スター選手を獲得していた。

 レポートによると、金満クラブに成り上がったシティはこの17年間で、選手獲得のために計9億4821万ポンド(約1470億円)をつぎ込んできたという。

 

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