山梨学院、死闘を制し11大会ぶり2度目の選手権制覇! 青森山田はPK戦の末に2年連続決勝で涙

山梨学院(山梨)がPK戦の末に11大会ぶり2回目の優勝【写真提供:オフィシャルサポート】
山梨学院(山梨)がPK戦の末に11大会ぶり2回目の優勝【写真提供:オフィシャルサポート】

一時は逆転を許すも後半34分に同点弾、PK戦でGK熊倉が好セーブ

 第99回全国高校サッカー選手権は11日に決勝戦が行われ、山梨学院(山梨)が青森山田(青森)を相手に2-2の同点でもつれ込んだPK戦の末に勝利。11大会ぶり2回目の優勝を果たした。

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 山梨学院は1回戦から登場し、準決勝までの5試合でわずか3失点という堅守をベースに勝ち上がってきた。準決勝の帝京長岡(新潟)戦では2-0のリードから追いつかれてPK戦となったが、主将のGK熊倉匠がファインセーブを連発して決勝に残った。

 一方で前回大会準優勝の青森山田は2回戦から登場。4試合で15得点の得点力は、流れの中からだけでなくDF内田陽介のロングスローに最終ラインの長身選手たちが攻撃参加する迫力でも生み出され、準決勝の矢板中央(栃木)戦では5-0の大勝劇だった。

 その両者の顔合わせは11大会前、双方が初めての決勝進出をした時のカードと同じ。試合は同12分、山梨学院がペナルティーエリアのすぐ外、ゴール正面でボールを受けたMF広澤灯喜が、寄せてくる内田とDF秋元琉星の間を通るミドルシュートを放つと、これがゴールに吸い込まれて貴重な先制点になった。その後、両者は拮抗した試合を展開してゴールが生まれず、1-0と山梨学院がリードしたままハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、青森山田がついにロングスローから山梨学院のゴールをこじ開けた。後半13分、内田のロングスローがゴール前にこぼれると、2年生で「10番」のMF松木玖生のシュートをセーブしたこぼれ球を主将のDF藤原優大がプッシュ。今大会後の浦和レッズ加入が内定している藤原は、2年生で出場した前回大会と連続で決勝戦でのゴールを奪い、勝負強さを見せて1-1の同点とした。

 青森山田はさらに同18分、右サイドを切り崩して途中出場のMF藤森颯太が入れた低いクロスにMF安斎颯馬が相手と競り合いながら飛び込んで2-1の勝ち越しゴール。2回戦の1ゴールに加えて準決勝でハットトリックを達成していた安斎は、これで通算5ゴールとして得点ランキングの単独トップに立った。

 それでも諦めない山梨学院は同34分、スルーパスに反応した途中出場のMF山口丈善と飛び出してきたGK韮澤廉が絡んだこぼれ球を、FW野田武瑠が押し込んで2-2の同点。その後、青森山田は安斎のCKから藤原のヘディングシュートがゴールポストを直撃、さらにカウンターからMF仙石大弥に決定機が訪れたものの勝ち越しのチャンスを逃し、勝負は10分ハーフの延長戦にもつれ込んだ。

 延長戦では疲労もあり両チームとも攻撃の精度を上げきれず、決勝ゴールは生まれなかった。激闘の行方は、PK戦での決着になった。

 PK戦では先攻の青森山田2人目の安斎のキックを熊倉が読み切ってストップ。4人目のDF三輪椋平は枠を捉えられなかった。一方の山梨学院は4人連続でキックを成功させ、PK戦を4-2で勝利。11大会ぶり2回目の優勝を果たした。一方の青森山田は、2大会連続の準優勝となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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