【6日のJ移籍動向】“二冠王者”川崎、名古屋から“技巧派MF”シミッチ獲得 広島は昨季13得点のJ・サントスを補強
川崎と広島が即戦力の助っ人補強、FW都倉はJ2長崎へ移籍
元日に天皇杯決勝、4日にルヴァンカップ決勝が行われ、新型コロナウイルスの影響による異例の2020年シーズンが幕を下ろした。これで全チームがオフシーズンに入ったことで、今冬の移籍市場の動きはさらに活発になっている。
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Jリーグと天皇杯の“二冠”王者となった川崎フロンターレは、名古屋グランパスからブラジル人MFジョアン・シミッチを完全移籍で獲得した。左利きの技巧派ボランチは、2019年から名古屋で2年間プレー。昨季も主力として24試合1得点とチームの3位躍進、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に大きく貢献した。
その活躍が評価される形で、昨季限りで現役を引退した元日本代表MF中村憲剛の後釜候補として川崎からオファーを受けたシミッチ。「この偉大なクラブで新しいチャレンジができることをとても嬉しく思います。素晴らしいサッカーで多くのタイトルを獲得している川崎フロンターレでプレーすることにモチベーションが高まっています。チームに貢献できるように、そして期待に応えられるように全力を尽くします」と、Jリーグ王者での新たな挑戦へ決意を口にしている。
外国籍選手の補強では、サンフレッチェ広島も“新エース候補”として柏レイソルからブラジル人FWジュニオール・サントスを完全移籍で獲得することを発表。約1年間在籍した柏ではゴールを奪えなかったジュニオール・サントスだが、昨夏に横浜F・マリノスに期限付き移籍すると覚醒し、22試合13得点と結果を残した。広島は2020年シーズンにチームトップの15得点を決めたブラジル人FWレアンドロ・ペレイラが、レンタル期間満了で退団となり新たな得点源を探していたなかでの補強となった。
その他では、ヴィッセル神戸の下部組織出身のFW小川慶治朗が横浜FCへ完全移籍。「16年間僕のことを愛してくれて本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまと一緒に闘えた事は僕の財産です」とのコメントを残している。
またセレッソ大阪に2シーズン在籍したFW都倉賢は、今季のJ2で3位となりJ1昇格を逃したV・ファーレン長崎へ完全移籍となった。北海道コンサドーレ札幌時代の2016年以来となるJ2での戦いとなるなか、「僕自身J1昇格に向けて全身全霊をかけて戦っていきます」と決意を新たにしている。
【6日発表、その他の主な移籍動向】
■北海道コンサドーレ札幌
FW ガブリエル(←ウィダード・カサブランカ/完全移籍)
MF 青木亮太([←名古屋]←大宮/完全移籍)
DF 柳 貴博([←FC東京]←仙台/完全移籍)
■ヴァンフォーレ甲府
DF 金井貢史(←清水/完全移籍)
(FOOTBALL ZONE編集部)