柴崎岳に続く2年生で背番号「10」 青森山田MF松木の“無頓着”な強み「特に目標はない」

青森山田で背番号10を背負う2年生エースのMF松木玖生【写真:Football ZONE web】
青森山田で背番号10を背負う2年生エースのMF松木玖生【写真:Football ZONE web】

青森山田が2回戦で広島皆実に2-0勝利 エースの松木が貴重な先制点

 第99回全国高校サッカー選手権は2日、駒沢陸上競技場で青森山田(青森)と広島皆実(広島)の2回戦を行い、昨年準優勝の青森山田が2-0で勝利を収めた。先制点を奪った2年生のエースMF松木玖生は試合後、得点数について「特に目標はない」と“フォア・ザ・チーム”の姿勢を強調している。

 2016年度、18年度と2回の優勝経験を持つ青森山田は、前回大会は準優勝に終わったが、松木は1年生にして4得点を叩き出した。そして今年度は、日本代表MF柴崎岳(2009年)、MF椎名政志(11年)以来となる2年生での背番号「10」を託され、絶対的エースとして青森山田を牽引する存在となっている。

 初戦の広島皆実戦は青森山田が序盤から攻勢に出るも、徹底した守備ブロックを築く相手守備陣を崩し切ることができずに前半を折り返す。しかし、0-0で迎えた後半5分、エースが仕事をする。右サイドをオーバーラップしたDF内田陽介のマイナスの折り返しを受けた松木が左足を振り抜いてゴール左隅に流し込んだ。

 勢いに乗った青森山田は後半10分にMF安斎颯馬が追加点を奪い、2-0で3回戦進出を決めた。試合後、松木はオンラインでの取材に応じ、「自分たちの初戦ということで前半に堅さもあったけれども、後半は監督に言われたことを忠実に受け止めながらプレーして2点が取れて良かった」と安堵感を見せた。

 黒田剛監督に「青森山田の武器は松木と安斎の連携」と言わしめるほどにチームの中核となっているが、前半に指揮官から連携不足を指摘され、松木は「前半はパス交換が少なかった。後半になるに連れて多くなったし、常に近い距離をイメージできたので、明日も継続したい」と、後半の修正が結果につながったと振り返った。

 去年からの成長について松木は、「まずはゴール前に向かうところは意識している。よりゴールに関わるということで、自分と安斎が常に攻撃を牽引するのがチームのスタイルだと思うので意識している。チームとしても課題を改善しながらやっていけたらいい」と語った。

 1年生で記録した4ゴール超えにも注目が集まるが、「特に目標はない。一番はチームに貢献したい。それが自分のゴールなら光栄なこと」と、得点数の積み上げに無頓着な姿勢を示し、あくまで“フォア・ザ・チーム”を強調した。いずれにしても、ピッチ上の松木の存在感が今年の青森山田の鍵を握っているのは間違いないだろう。

(Football ZONE web編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)


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