本田が低迷のイタリアサッカー界を一刀両断 「過去の成功モデルにしがみついている」

「僕が恋していた、あのミランではない」

 そんなイタリアで、2年連続で欧州のカップ戦に出場できないミランは凋落の象徴となっている。ミランの長きに渡る不振について質問されると、かつて「グランデ・ミラン」と呼ばれた名門と現在のミランが完全に別の存在であると強調している。

「多くの理由がある。このミランとすべてのタイトルを獲得していたミランとを混同してはならない。ここに来た時、僕がテレビを観て恋していたあのミランではないことには気づいていた。あのレベルに戻ろうとしているが、道は長い。技術的なクオリティーだけではなく、特にグループの中の個々の選手のアイデンティティーだ。昔はその個性にテレビを観ながら、魅せられていた。

 技術的なレベルは、あのビッグプレーヤーたちと僕は比べられない。だから、彼らよりもさらに僕はプロ意識を高めなければならない。このメンタリティーを、クラブが伝えなければならない。我々、選手たちは一緒に新しいミランを築いていく力を持たなければならない」

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したかつてのミランの名手と現在の選手を、同じ土俵に並べることはできないと本田自身も自覚している。技術面でも個性でも届かない現状ならば、せめてプロ意識だけは高く持たなければいけないと主張している。

 今季は約100億円の補強費を費やしたが、CL出場権獲得への道のりは遠い。ミランはかつての威光を取り戻すことができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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