本田が低迷のイタリアサッカー界を一刀両断 「過去の成功モデルにしがみついている」

勝利至上主義が成長を阻害と指摘

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が近年凋落著しいイタリアサッカー界の低迷について、「過去の成功モデルにしがみついている」と一刀両断している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで語ったもの。

 イタリアサッカーについて「嫌いな部分」と質問された本田は、率直な意見を傾けている。

「メンタリティーの部分で勝つことしか考えないから、リスクを負うのを好まない。それが変革にブレーキをかける。イタリアの文化は、過去の成功にあまりにも縛られている。歴史的な出来事がたくさん存在するが、一般的に言えば、新たな改革が必要だ。他のヨーロッパの国々に起きたように。ここは違う。イタリアのサッカーは多くの成功があった。そのモデルに縛られたままでいる」

 本田はユベントス以外に欧州のカップ戦で競争力を持たない現実の要因に、勝利至上主義と呼ばれる独特のメンタリティーの存在を指摘。かつて堅守を武器に「世界最強リーグ」と呼ばれたセリエAの旧態依然とした現状を、一刀両断している。

 

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