冨安、2戦連続の左サイドバックに現地紙は及第点 「引き分けへのアクションを見せた」
トリノ戦で左サイドバックとして先発出場 右に移ってから同点弾にも関与
日本代表DF冨安健洋の所属するボローニャは現地時間20日、敵地でのセリエA第13節トリノ戦に臨み、1-1で引き分けた。冨安は2試合連続で左サイドバックとして先発し、現地メディアからは及第点の評価を受けている。
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ボローニャは第10節インテル戦(1-3)、第11節ローマ戦(1-5)と強豪との連戦で連敗を喫し、第12節スペツィア戦(2-2)から冨安をセンターバックから左サイドバックに配置転換。トリノ戦は冨安にとって左サイドバックでの2戦目となった。
試合は前半をスコアレスで終え、後半へ。すると同28分、トリノMFシモーネ・ヴェルディが左サイドのFKからクロスを入れると、ボローニャGKアンジェロ・ダ・コスタが目の前に来たボールに反応し切れず、左足に当たってゴールネットを揺らすオウンゴールとなった。
ビハインドを背負ったボローニャだったが、後半33分にスルーパスから抜け出したMFロベルト・ソリアーノがGKの股を抜くシュートを決めて同点に追い付く。その後は互いにゴールが生まれず、1-1で勝ち点1を分け合う結果となっている。
この試合で冨安は左サイドバックとしてスタートし、試合中に右サイドバックへとポジションを移した。同点弾のシーンではアシスト役のFWエマヌエル・ヴィニャートへとパスを送り、自身は相手DFを引き付けるフリーランニングで得点に関与している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の採点では6点となり、「1時間は左サイドバック、30分間は右サイドバック。引き分けへのアクションを見せ、選手1人を無力化した」と評されている。
イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」も冨安には6点と及第点を与えつつ、「左サイドバックではもっと練習しなければならない」とポジションへのさらなる適応の必要性にも触れていた。チームを立て直すなかで、冨安は持ち前のユーティリティー性が重宝されているようだ。