冨安健洋、元日本代表DFの引退セレモニーでサプライズ“登場” 「出会っていなかったら今の僕はない」

ボローニャDF冨安健洋【写真:Getty Images】
ボローニャDF冨安健洋【写真:Getty Images】

鳥栖の元日本代表DF岩下が今季限りで現役を引退

 サガン鳥栖の元日本代表DF岩下敬輔が、19日のJ1リーグ最終節大分トリニータ戦(2-2)を最後に現役を引退した。試合後にはアビスパ福岡時代に、ともにプレーしたイタリア1部ボローニャの日本代表DF冨安健洋がビデオメッセージを送り、「敬輔さんと出会っていなかったら今の僕はない」と感謝の言葉を述べた。

 鹿児島県出身の岩下は、強豪・鹿児島実業高校から2005年に清水エスパルス入り。12年の途中でガンバ大阪に移籍し、14年には三冠獲得に貢献した。17年には福岡へ移籍。昨季途中から鳥栖でプレーしていた。2009年には日本代表にも選出されている。

 一方、福岡の下部組織で育った冨安は15年にトップ昇格。岩下とは17年にともにプレーした。18年にベルギー1部シント=トロイデンに移籍し、昨季からボローニャで主力として活躍している。日本代表の次世代DFリーダーとして期待を背負う22歳にとって、プロ3年目で出会った岩下の存在は大きかったようだ。

 岩下にとっての引退試合となった大分戦。終了間際に出場した岩下に対し、試合後には引退セレモニーが実施された。そのセレモニー中、ビジョンにはビデオメッセージが映し出され、ボローニャの冨安が登場。“兄貴”に感謝の思いを述べた。

「まずは敬輔さんにメッセージを送らせて下さることを快諾して下さったサガン鳥栖のみなさん、ありがとうございました。僕は敬輔さんとはアビスパ福岡で1年間しか一緒にプレーしていませんが、敬輔さんと出会っていなかったら今の僕はないと思っています。隣で1年間プレーさせてもらってピッチ内はもちろんのこと、ピッチ外でもたくさんご飯に誘って頂いて、サッカー以外のことも多くのことを学ばさせていただきました。もちろん、厳しい言葉をかけられることもありましたけど、それは敬輔さんが僕のことを本気で思ってくれて、本気で良くしようとしてくれているということは、僕自身も分かっていましたし、ポジティブにとらえることができました。敬輔さんは僕がしっかり敬輔さんの意志を継いでもっと成長して、世界のトップで活躍できるように頑張りたい。また時間があるとき、ご飯連れて行ってください。本当にお疲れさまでした」

 2017年は福岡でともに主力としてプレー。先輩後輩として隣で支え合ってきた。「敬輔さんと出会っていなかったら今の僕はない」。冨安のこの言葉にすべてが詰まっている2人の素敵な関係性が垣間見られたシーンとなった。

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