クラシコ勝利の”代償”でCL敗退危機のレアル ジダン監督「私がすべての責任をとる」

ヴォルフスブルクに0-2敗戦で4強進出に暗雲 イスコ、ハメス投入も局面打開できず

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦、ヴォルフスブルク対レアル・マドリードが行われ、2-0でヴォルフスブルクが勝利した。レアルは看板の「BBCトリオ」が不発に終わるどころか、フランス代表FWカリム・ベンゼマが再び負傷退場する展開に、ジネディーヌ・ジダン監督は2日に行われたバルセロナとの「エル・クラシコ」での肉体的消耗が敗戦に影響したと分析している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 記者会見に登場した指揮官は潔かった。

「私は監督としてすべての責任を取る。試合を見直して分析することになる。選手にはとても誇りを感じている。私に責任がある」

 ブンデスリーガ8位と不振の相手に不覚を取った指揮官は、こう語った。敗因の理由は、2日にカンプ・ノウで行われたバルセロナ戦で2-1の勝利を飾った代償だと感じている。

「チャンピオンズリーグの試合に相応しい強度を序盤に見せることができなかった。我々はミスを犯した。それについて怒り狂うことはない。ポジティブな面もあったのだから。だが、試合結果については喜べない。分析が必要だが、土曜日の試合でフィジカル的に我々は疲弊していた。特に前半だ。全体的にどのポジションも機動性が欠如していた」

「BBC」と呼ばれるベンゼマ、ウェールズ代表MFギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが珍しく前線から激しいチェイシングを仕掛けるほど、2日のバルセロナ戦でのレアルはプレー強度を高めていた。宿敵相手に勝利を手にしたものの、クラシコの激闘の代償は大きかったという。

 

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