クラシコ勝利の”代償”でCL敗退危機のレアル ジダン監督「私がすべての責任をとる」

慎重かつ大胆な戦いが求められる第2戦

 この日はスペイン代表DFダニ・カルバハルではなく、失敗補強との批判もあるダニーロを右サイドバックで先発起用したが、効果的なプレーは乏しかった。試合途中にクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロースという中盤の心臓部を下げ、スペイン代表MFイスコ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを投入したが、事態は好転しなかった。

「ダニーロもプレーしなければいけない。ダニを休ませた。ルカに関しては問題ない。変化が必要だったんだ。トニを下げて、ハメスを入れた。変化を求めた以外に何もない。今日の交代は機能しなかった。なんの違いも見せなかった」

 ダニーロ、イスコ、ハメスの起用は結果的にミスに終わったことを、指揮官は認めていた。12日にサンチャゴ・ベルナベウで第2戦を迎えるが、第1戦でアウェーゴールを奪えなかったため苦しい立場に立たされている。まずは相手を無失点に抑えつつ2得点を奪ってトータルスコアを2-2に戻すのが最低条件。仮に1点を失えば、ベスト4進出のためには4ゴール以上が必要になってくる。慎重かつ大胆な試合運びが求められるが、ジダン監督は「レアル・マドリードである限り、我々のファンとともにベルナベウで事態を切り開くことができると分かっている」と、必勝を誓っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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