「凄まじい上腕二頭筋」と英メディア驚愕 筋骨隆々の“最強主審”…「判定に抗議はできない」

ブラジル1部で笛を吹くアンデルソン・ダロンコ主審【写真:Getty Images】
ブラジル1部で笛を吹くアンデルソン・ダロンコ主審【写真:Getty Images】

ブラジル1部で笛を吹くダロンコ主審がSNS上で注目を浴び、海外メディアも取り上げる

 ブラジルのトップレベルで笛を吹くある主審が、にわかに注目されている。その理由は判定の正誤などではなく、筋骨隆々な肉体。英紙「ザ・サン」は「ファンが信じられない筋肉に衝撃を受ける」として、アンデルソン・ダロンコ主審を取り上げている。

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 ウォルバーハンプトンのスペイン代表FWアダマ・トラオレのように、サッカー選手としては規格外の肉体を持つ選手が話題となることはたびたびある。ただ、今回話題を集めているのは、ブラジル1部を主戦場とする“主審”だ。

「ザ・サン」は「ファンがアンデルソン・ダロンコの信じられない筋肉に衝撃を受ける:判定に抗議はできないとジョーク」と見出しを打ち、そのトレーニング風景などを紹介。「39歳のダロンコは凄まじい上腕二頭筋とともにゲームを裁いている」として、次のように伝えている。

「選手たちが主審の判定に異議を申し立てるのは、見慣れた光景だ。しかし、SNS上のファンの間ではダロンコには異議を唱えられないだろうという意見が広がっている。『レッドカードを出せれてもごめんなさいとしか言えない』『誰も彼には挑戦できない』というコメントが寄せられている」

 一方で、同メディアはダロンコ主審の功績にも言及。昨年8月には、試合中の同性愛者を揶揄するチャントを受け、試合を中断するという判断をブラジルで初めて下し、ホームチームのヴァスコ・ダ・ガマのヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ監督にファンへの呼びかけを促したという。

 米スポーツ専門局「ESPNI」によると、ダロンコ主審は「あまり自分の筋肉を見せびらかすのは好きじゃない。選手との接し方、判定の正確さからリスペクトを得たいからね。評判はあまり気にしないけど、『最強の主審』と言われていることは知っているよ」と語っていたとのこと。主審としての能力を高めるための鍛錬が、結果として筋肉で話題を呼ぶことにつながっているようだ。

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