英雄リネカーも脱帽の一撃 ソン・フンミン、7人翻弄の“70mドリブル弾”がプスカシュ賞にノミネート

トッテナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images】

2019年12月のバーンリー戦で自らドリブルで持ち込み、フィニッシュを決める

 トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、昨年12月に決めた7人翻弄の衝撃“70mドリブル弾”が、2020年度の「FIFAプスカシュ賞」にノミネートされた。英紙「イブニング・スタンダード」が、ゴールを改めて振り返っている。

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 国際サッカー連盟(FIFA)は現地時間25日、2020年度「ザ・ベスト・FIFAフットボールアワード」の最優秀ゴールに送られる「FIFAプスカシュ賞」の候補11ゴールを発表。カテゴリーや地域を問わず、世界各地で生まれたスーパーゴールからピックアップされ、今回は2019年12月7日のマジョルカ戦(5-2)でウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現アトレティコ・マドリード)が決めたバックヒール弾や、2020年1月19日のアーセナル戦でチェルシー女子のウェールズ女子代表MFソフィー・イングルが決めた強烈な左足ボレーなどとともに、ソン・フンミンのスーパーゴールもノミネートされた。

 2019年12月7日に行われたプレミアリーグ第16節バーンリー戦の前半32分、ソン・フンミンは自陣左サイドのペナルティーエリア手前でクリアボールを拾うと、周囲の状況を見ながらドリブルを開始。後方から相手2人が距離を詰めてくるなか、韓国代表のエースは徐々にスピードアップする。そしてハーフウェーラインに差しかかった段階で、前方にバーンリーの選手が2人構え、後方から3選手が迫るなか、右斜め前方に大きく蹴り出してこの包囲網を突破。快足を飛ばして敵陣に侵入すると、バーンリーDFエリック・ピーテルスのタックルも華麗にかわして相手最終ラインを攻略し、最後はGKとの1対1を冷静に制した。

 元イングランド代表FWでトッテナムOBでもあるギャリー・リネカー氏も当時、この衝撃的なゴールに「なんてことだ。今、ソンは人生で一度しかお目にかかれないくらいの最高のゴールを決めた。最優秀ゴールにふさわしい」と脱帽していたが、その言葉の通り、このゴールは昨季のプレミアリーグ年間最優秀ゴールに選出。そして世界最優秀ゴールにもノミネートされる形となった。

 「ザ・ベスト・FIFAフットボールアワード2020」は、12月17日にスイスのチューリヒで授賞式が行われる。FIFA公式サイトでは各候補ゴールの動画が公開され、12月9日までファン投票が実施されている。

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