ミラン本田の成長を示す確かなデータ 鬼軍曹を納得させた昨季との違いとは?

得点の代わりに伸びた数値

 一方で、同紙は「昨シーズンよりも向上していると指摘する声もある」という。データ上でも、それは立証されている。現時点でアシスト数が昨季の2から3に増加。クロスの数は39から51本に増えている。決定機の創出数は昨年の24回から32回に大幅増となる一方、ボールロストの数は昨季の316回から274回と減少傾向にある。

 そうした数値を並べ、「ミハイロビッチ監督を納得させるために何よりも効果的」と分析した。ゴール数以外の数字の向上が鬼軍曹の評価を高めるのに、大いに役立っているようだ。

 粉骨砕身の奮闘にサンシーロの観衆からの厳しい罵声はやんだ。あとはゴール前での精度を上げるだけだ。ミランの背番号「10」の誇りに懸けて決定機を外すことは避けたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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