リベリア英雄FWウェア、PSG時代の“歴史的”ゴールに再脚光 「彼こそがキング」
CL公式インスタグラムがウェアによる26年前のゴールを紹介
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ第4節を迎え、決勝トーナメント進出に向けた戦いも佳境に入るなか、大会公式インスタグラムは過去の名シーンを動画で投稿。元リベリア代表で、現在は同国の大統領を務めるFWジョージ・ウェアによる伝説的な“3人抜きゴール”に脚光を当てている。
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ウェアは現役時代、モナコやパリ・サンジェルマン(PSG)、ACミランなどで活躍。1995年にはアフリカ人選手初となるバロンドールも受賞し、“リベリアの怪人”の異名をとった。引退後は政治家に転身すると、2018年から母国の大統領に就任している。
まさにリベリアの英雄であるウェア。本格的に世界に名を知らしめたのはミラン時代の活躍によるものだが、PSG時代にはCL史に残る名ゴールを決めている。CL公式インスタグラムは23日、「#OnThisDay」として26年前の1994年11月23日に行われたグループステージ第5節バイエルン・ミュンヘン戦(1-0)での一撃にスポットライトを当てている。
ピッチ中央をドリブルで進んでいったウェアは、一度チームメートにボールを預け、リターンを受ける。軽やかなステップで1人目のスライディングをかわすと、柔らかいタッチで2人目も無力化。飛び込めなくなった3人目のDFを簡単にいなしてシュートコースを作り、最後は右足でニアサイドを射抜く豪快なシュートでネットを揺らした。
常に世界最強の一角を担い続けるバイエルン相手の“ゴラッソ”にファンも反応。コメント欄では「リベリアの伝説」「PSGにとって歴史的なゴール」「アフリカ史上最高の選手」「彼こそがキング」と称賛の言葉が並んでいた。
アフリカ人選手への評価を高めるきっかけになり、引退後も精力的な活動で社会に影響を与え続けているウェア。その“伝説”の一つは今も人々の記憶に残り続けている。