インテル、マルティネス流出に備えて補強を画策 ナポリFWとコンタクト開始か
ポーランド代表FWミリクに対し、代理人を含めて条件の下交渉をスタート
セリエAの強豪インテルは、冬の移籍市場でナポリからポーランド代表FWアルカディウス・ミリクを獲得するため、「最初のコンタクトを行った」という。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミリクとナポリの契約は今季限りで満了を迎える。そのため、年明けからは来季の契約をどのクラブとも自由に結ぶことができる。インテルもその獲得の可能性を除外しないなかで、すでにミリクの代理人を含めて希望する条件などの下交渉が行われているという。
一方で、金銭的な部分に関してシビアな姿勢を見せることで知られるナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、残り6カ月間の年俸支払いの節約、並びに少額でも移籍金を得るために、冬の移籍市場で獲得を希望するクラブと交渉することに関して扉を開くとしている。ただし、リーグ戦で優勝争いができると考える会長は、シーズン中にライバルクラブの戦力増強につながる放出に関してウェルカムではない考えもあるようだ。
そのなかで、インテルはミリク獲得に関して積極的な姿勢があるという。それはアントニオ・コンテ監督の意向によるもので、少なくとも来季開幕前にはアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが流出する可能性もあり、信頼のおけるストライカーの確保は必要な要素。これまではコンテ監督が指導経験を持つプレミアリーグのチェルシーに所属するフランス代表FWオリビエ・ジルーが候補だったが、34歳のジルーと26歳のミリクにある8歳差は大きな要素になるという。
昨季は冬の移籍市場でプレミアリーグのトッテナムから、契約満了まで半年のデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを移籍金を支払って獲得することで前倒しの確保を行った。今季もまたミリクに対して同様の交渉を行うのか、インテルの強化部門の出方次第でストライカーの国内移籍が発生することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)