広島の“レフティーモンスター”野津田が移籍を決断! 新潟から逆転でのリオ行きを目指す

昨年12月のクラブW杯で負傷し暗転 出場機会を求めて新潟へ期限付き移籍

 リオデジャネイロ五輪出場へのチャンスを求めて、広島の生え抜きアタッカーが新天地を求めることになった。29日、J1サンフレッチェ広島はU-23日本代表への招集経験を持つFW野津田岳人が、同じJ1のアルビレックス新潟へ期限付き移籍すると発表した。期間は今季いっぱいとなる。また、新潟が広島と対戦するゲームでは出場できない条項になっているとも発表された。

 野津田は手倉森誠監督が指揮を執るU-23日本代表でエース候補として出場機会も掴んできた。しかし、昨年12月のクラブワールドカップで負傷。右ひざ内側側副じん帯損傷と診断され、リオ五輪へ向けたアジア最終予選は棒に振った。そして、今回のU-23日本代表によるポルトガル遠征もメンバー外になっていた。

 今季、所属の広島ではAFCチャンピオンズリーグで3試合すべてに出場しているものの、リーグ戦では4試合すべてでメンバー外になっていた。野津田は広島の公式サイトを通じて「今回の移籍は、自分自身の中でもとても難しい決断でした。本当に悩みましたが、やはり試合に出て活躍し、目標でもある五輪に出場したいという気持ちが強く、この決断に至りました」と、五輪を見据えた出場機会を求めての決断であったと明かしている。

 左足から放たれる強烈なミドルシュートの持ち主は、新潟の地で実力を見せてリオ五輪における手倉森ジャパン入りのチャンスをつかむことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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