「残忍なファウル」 アルゼンチン代表DF、“危険タックル”の退場劇に海外注目「クレイジー」
フィオレンティーナDFマルティネス、右足裏を見せたスライディングタックルで一発退場
イタリアの名門フィオレンティーナは現地時間1日、セリエA第6節ローマ戦に0-2で敗れた。アウェーで今季初の連勝を逃したなか、後半43分にアルゼンチン代表DFルーカス・マルティネスが“危険タックル”で一発退場となり、海外メディアも「クレイジー」「残忍なファウル」と伝えている。
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敵地スタディオ・オリンピコに乗り込んだフィオレンティーナは、序盤攻勢を仕掛けたものの、前半12分に相手GKの前線への1本のパスで背後のスペースを突かれると、イタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラに持ち込まれて決められた。その後も中盤でのボールロストから何度もピンチを招く展開に。なんとか持ちこたえていたものの、後半25分に元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスにゴールを許し、0-2とリードを広げられた。
そんな試合の流れに、フラストレーションが溜まっていたのだろうか。試合の大勢が決した同43分、敵陣中央でローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが後方からのボールを収めるも、トラップが大きくなる。そこにマルティネスが反応し、スライディングタックルでチャレンジ。だが伸ばした右足の足裏は、ボールではなく相手の左足すね付近を直撃し、ジェコは悶絶しながらピッチに倒れた。
この“危険タックル”に、ダニエレ・オルサート主審は迷わずレッドカードを提示。マルティネスは抗議したものの、判定は覆らなかった。ジェコはその後もプレーを続けたが、一歩間違えれば大怪我につながった可能性のあるシーンだ。
米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」は、公式ツイッターでこの場面の画像とともに「あなたはクレイジーだ」と伝えれば、アルゼンチン紙「クラリン」は「ルーカス・マルティネスはフィオレンティーナ初先発の試合で、恐ろしいキックにより退場となった」と報道。ジェコの母国ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカーサイト「Reprezentacija.ba」も「ルーカス・マルティネスは残忍なファウルで退場」と伝えるなど、危険すぎるタックルだったと各国が反応していた。