米女子代表ラピノー、C・ロナウドらに差別問題解決の協力要請 「もっと本質的な話」

アメリカ女子代表MFミーガン・ラピノー【写真:Getty Images】
アメリカ女子代表MFミーガン・ラピノー【写真:Getty Images】

ロナウドやメッシら人気トップ選手に声を上げてほしいと主張

 2019年度の女子バロンドール受賞者のアメリカ女子代表MFミーガン・ラピノーが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)のような多大な影響力を持つ人気選手たちが、差別問題解決のために「もっとできることがあったはず」と訴えた。

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 ラピノーは2015年と19年の女子ワールドカップでアメリカの連覇に貢献。19年大会ではMVPと得点王をダブル受賞し、さらに同年のバロンドールにも輝いた。

 選手として活躍する一方で、ピッチ外では人種差別や男女間での格差問題の解消のために戦う社会活動家としても称賛を浴びている。

 そんなラピノーは、より大きな影響力を持つロナウドやメッシのような人気選手にこそ、問題解決のために声を挙げてほしいと訴えている。フランス紙「レキップ」のインタビューで語った内容を、スペイン紙「AS」が報じている。

「もし、彼ら(ロナウドやメッシ)がその多大な人気を使っていれば、差別と戦うためにできることがもっとあったはずです。例えば、それはブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)のTシャツを着るということではなく、もっと本質的な話です」

 さらに、ラピノーはパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペについても次のように言及しているという。

「彼には、彼が持っているインパクトの大きさを理解し、その影響力が並外れたものであることを証明してくれることを願っています。彼はとてつもない才能を持って生まれ、快適な人生を送ることができる。どのようにバランスを確立し、どのように若者を鼓舞するのか自分自身に問うことができるはずです」

 ラピノーはF1ドライバーのルイス・ハミルトンやNBAのレブロン・ジェームズ、そして全米オープンで人種差別的な暴力を受けた被害者の名前が書かれたマスクを着用したテニスの大坂なおみなど、社会問題に関する発信を積極的に行うアスリートに感銘を受けているとも明かしている。サッカー界のトップスターたちにも、その影響力を問題解決ために使ってほしいと強く感じているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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