レアル、またもCLで苦戦 連敗回避も2戦未勝利…ジダン監督「難しいシーズンになる」

試合終了間際にカゼミーロ(写真右)のゴールで引き分けに持ち込んだ【写真:AP】
試合終了間際にカゼミーロ(写真右)のゴールで引き分けに持ち込んだ【写真:AP】

ボルシアMGに2点先行許すも、試合終盤にベンゼマ&カゼミーロ弾でドローに持ち込む

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)最多優勝回数を誇るレアル・マドリードが、まさかの苦戦を強いられている。CLグループステージ第2節、アウェーでのボルシアMG戦で、2点を先行される苦しい展開も、試合終盤に立て続けにゴールを挙げて2-2のドローに持ちこんだ。1分1敗というまさかのスタートに、スペイン紙「AS」はジネディーヌ・ジダン監督が「難しいシーズンになる」と語ったことを伝えている。

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 CL開幕節でシャフタール・ドネツク相手に2-3で敗れたレアルは、国内リーグで宿敵バルセロナとのエル・クラシコを3-1で制して勢いに乗るかと見られた。しかし前半33分に相手FWマルクス・テュラムに先制ゴールを許すと、後半13分にはテュラムにこの日2ゴール目を許して2点ビハインドの状況となった。

 しかし、リーガ王者は最後に意地を見せた。後半42分にブラジル代表MFカゼミーロの頭での折り返しを元フランス代表FWカリム・ベンゼマが豪快なボレーで合わせて1点差に。さらにアディショナルタイムにはクロアチア代表MFルカ・モドリッチのクロスをゴール前に侵入したスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが折り返し、これをカゼミーロが押し込んで何とか勝ち点1をものにした。

「試合を上手く運んでいたが、勝てなかったので何かが足りなかったのは事実だろう。とはいえ我々はプランを信じたし、引き分けに値する」

 試合後にこのように語ったジダン監督。負傷続きだったベルギー代表MFエデン・アザールが後半途中からピッチ登場するなどプラス面もある一方で、CLグループステージ2試合を終えて勝ち点1にとどまっている。この状況について「今季は誰にとっても難しいシーズンになる。それでも今日、我々は自分たちがやり切ったことをとても誇らしく思う必要がある」と語った。

 欧州王座奪還と国内王者防衛が懸かるシーズンの中で今一つエンジンがかかりきらないレアルだが、ジダン監督は今後どのようなチームマネジメントを見せていくか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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