イブラヒモビッチ、得点ランク首位に立つ2ゴール 1分48秒で先制弾「最速」

ミランのFWイブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
ミランのFWイブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

イブラヒモビッチはローマ戦で2ゴール 先制弾は1分48秒の“最速弾”

 イタリア・セリエAの名門ACミランは26日にリーグ戦でローマと対戦。元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの2ゴールがあったものの3-3の引き分けに終わった試合だったが、その得点はハイペースなものだ。

 ミランが前半2分にイブラヒモビッチがGKの目の前でコースを変えるゴールで先制すると、互いにゴールを取り合う試合展開に。そして、後半34分にイブラヒモビッチがPKを決めて3-2としたが、5分後に同点ゴールを許して引き分けた。

 ミランはこれで唯一の無敗を守り4勝1分けの勝ち点13としたが、イブラヒモビッチは新型コロナウイルスへの陽性反応による欠場期間もあり、これが今季リーグ戦3試合目の出場だった。しかし、この2ゴールにより6得点に伸ばして得点王レースの単独トップに立っている。

 ミラン公式サイトでは、このローマ戦の先制点は試合開始から1分48秒で決まったとして、「イブラヒモビッチがミランのユニフォームを着て決めた最速のもの」とレポート。さらに、ローマ戦での通算得点が10ゴールになったとしている。

 ことし1月に前所属の米メジャーリーグサッカー(MLS)ロサンゼルス・ギャラクシーとの契約満了を受け加入したイブラヒモビッチは、昨季の後半戦だけの成績なら優勝したユベントスに匹敵する勝ち点を稼いだチーム復活の原動力になった。そしてここまで、単独首位に立っているチームを間違いなくけん引している。

 10連覇を狙う王者ユベントスが、アンドレア・ピルロ新監督の下で足踏みをする試合を多く続けている中で、前線にカリスマストライカーを要するミランが本格的にリーグ優勝争いの主役に躍り出ようとしている。

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