「怒り心頭のリアクション」 インテルFWラウタロ、ベンチへの“パンチ3連打”に母国注目
ジェノア戦で途中交代となり、ベンチに下がった際に感情を爆発させる
セリエAの強豪インテルは現地時間24日、敵地でのジェノア戦に臨み、2-0で勝利を収めた。今季3勝目で首位ACミランを追撃するなか、エースのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが怒りを爆発させるシーンに母国メディアが注目している。
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インテルは前節、ミランとの“ミラノ・ダービー”で1-2と今季初黒星を喫し、今節ジェノア戦に臨んだ。前半はスコアレスに終わったものの、後半19分にベルギー代表FWロメル・ルカク、同34分にイタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオがゴールを決めて2-0の勝利を収めている。
チームにとっては明るい勝利となった一方で、エースのラウタロは2試合連続ノーゴール。この試合では1-0で迎えた後半27分にFWアンドレア・ピナモンティとの交代でベンチに下がることとなった。
しかし、自身のプレーに憤っていたのか、あるいは交代に納得できなかったのか、ベンチに戻ったラウタロは右の拳を振り上げ、3度にわたってベンチを殴りつけた。中継の映像でも音が響いてくるほどの激しさだった。
アルゼンチン紙「Ole」は「熱くなったラウタロのパンチ3発」と見出しを打ち、この一件を報道。「マルティネスはジェノア戦で良いプレーを見せることができず、アントニオ・コンテ監督によってユース出身選手と交代させられた際、怒りが爆発した」と伝えている。
また、アルゼンチンメディア「Infobae」は「ラウタロ・マルティネスによる怒り心頭のリアクション」として、細かい状況を説明。「5人のチームメートおよびコーチングスタッフと挨拶を交わした後、座る前にベンチに3発のパンチを打ち込んだ」と描写し、「彼のパフォーマンスは芳しくなく、そのことを自身が最もよく理解していたのだろう」と心情を慮っている。
チームが勝利を収めるなかで、波に乗り切れずに感情を爆発させてしまったラウタロ。次節以降はそのエネルギーがポジティブな方向に向かっていくことを期待したい。