今季25試合22得点のオーバメヤン　レアルやアーセナルとの争奪戦になるか

 　マンチェスター・ユナイテッドが求める新エースは、ドイツでゴール量産中のスピードスターのようだ。英地元紙「デイリー・ミラー」は、ユナイテッドがドルトムントのガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤン獲得に向け、首脳陣が議論を進めていると報じた。

　26歳の韋駄天ストライカーは、昨季から挑戦しているセンターフォワードのポジションで、今季大ブレイクを遂げている。ブンデスリーガ25試合で22得点を挙げ、得点ランキングではバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキ（25得点）に次ぐ2位につける。その活躍ぶりから、すでに多くのビッグクラブが獲得に乗り出しているという。

　ユナイテッド側は、代理人に獲得を打診したものの、ドルトムント側はオーバメヤンは売却不可能な存在だと放出を拒否している。しかし“赤い悪魔”は諦めず、6000万ポンド（約96億円）という高額オファーを用意し、獲得に自信をのぞかせているという。

　ユナイテッドは今季開幕前に、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー（フェネルバフチェ）などFW陣の主力を大量放出。18歳のFWマーカス・ラッシュフォードが奮闘しているが、イングランド代表FWウェイン・ルーニーも負傷欠場が続く。不安要素も多く、やはり経験あるタレントを補強しておきたいところだろう。