クロップ監督、エバートン守護神の“追加処分なし”決定に難色 「受け入れがたい」

クロップ監督は改めてエバートン戦の判定に苦言を呈した【写真:Getty Images】
クロップ監督は改めてエバートン戦の判定に苦言を呈した【写真:Getty Images】

ファン・ダイクは右膝前十字靱帯損傷で長期離脱が濃厚

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが負傷したプレミアリーグ第5節のエバートン戦について、いまだ煮え切らない思いを抱えているようだ。試合の判定について「受け入れるのは難しい」と改めて苦言を呈した。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

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 今季初のマージーサイド・ダービーは2-2の引き分けに終わったが、リバプールは前半早々に守備の要であるファン・ダイクが相手ペナルティーエリア内でイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードとの衝突で右膝を負傷し、そのまま途中交代。試合の翌日、ファン・ダイクは前十字靭帯損傷により手術を受けることが発表された。

 ピックフォードのタックルは非常に危険だったとして物議を醸しているが、ファン・ダイクがオフサイドポジションにいたため判定はノーファウル。退場処分に相当するとの声が上がっているなかでも、イングランドサッカー協会(FA)はピックフォードに対する追加処分はないと決定している。

 また、試合終盤にはエバートンのブラジル代表FWリシャルリソンがリバプールのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラへの危険なタックルで退場処分となった。チアゴの負傷も懸念されるなど、リバプールにとっては災難続きの一戦だった。

 ユルゲン・クロップ監督はUEFAチャンピオンズリーグの前日会見で、エバートン戦での出来事について改めて振り返っている。

「数日前、フットボールの試合では起きてならないことが起きた。これが初めてではないし、最後になることもないだろうが、どちらのチャレンジも受け入れるのは難しいものだった。今さら変えることはできないが、フィルジルは我々の選手だ。あれをレフェリーが見ていなかったというのは我々にとっては受け入れ難い」

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