ミランは今夏も監督交代!? 強化幹部がミハイロビッチ解任の可能性を示唆

巨額の累積赤字で台所事情は火の車だが…

 「サッスオーロと(キエーボ)ベローナまでは、我々はすごく好調だった。ナポリとローマに引き分け、インテルとフィオレンティーナに勝った。問題は格下のクラブとの戦績だ」と、強化責任者はチームの現状を分析していた。

 ミランのここ数年の状況は悲惨だ。2014年1月に日本代表FW本田圭佑がミランに移籍後、数多くの監督が更迭の憂き目を見てきた。現ユベントスの名将マッシミリアーノ・アッレグリ監督を筆頭に、クラレンス・セードルフ氏、フィリッポ・インザーギ氏という現場経験の乏しい生え抜きの星を立て続けにクビにし、今季ミハイロビッチ監督を2年契約で招聘した。2年連続で欧州の舞台から遠ざかるなど、完全に凋落の一途をたどっている。

 ミランは今季単年で100億円の赤字を計上し、累積赤字に苦しんでいる。セードルフ氏とインザーギ氏への違約金の支払いは終わっておらず、親会社が中国国営の複合企業への身売りを検討していると地元メディアに報じられるなど、台所事情は火の車だ。

 本田が来季もミランに残留した際には、自身にとって5人目の監督がやってくることは不可避の情勢だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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