2季連続主将交代へ リバプールのヘンダーソンが放出対象か!?

新たなチームの顔から構想外へ

 今季からリバプールの主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、放出の危機に直面している。トットナムが獲得に興味を示していたといわれる25歳のセンターハーフは、来季のユルゲン・クロップ監督の構想から外れ、売却される可能性があると英地元紙「デイリー・メール」が報じた。

 ヘンダーソンは昨夏に移籍した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードの後を継いで新キャプテンに就任。新たなチームの顔として期待されていた。

 しかし、クロップ監督の頭の中では、必ずしも絶対的な存在と呼べる状況にはなく、放出の可能性が 浮上しているという。

 記事では、「ジョーダン・ヘンダーソンの未来はどうなるか分からない。ユルゲン・クロップ監督の革命の犠牲となるかもしれない」との見出しで紹介された。ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(バイエルン・ミュンヘン)、元U-17アルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(エンポリ)、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(レバークーゼン)といったターゲットの獲得資金捻出のため、移籍金2000万ポンド(約32億円)で売却される可能性があるようだ。

 クロップ監督いわく、「世界中でどんな選手でも、おそらく(リオネル・)メッシを除いては、誰も売却不可能ということはない」と、その将来が確定している選手はいないという。

 昨年10月、ブレンダン・ロジャー ス前監督の解任を受けて、クロップ新体制が誕生した。今夏はドイツ人指揮官にとってリバプールで初めて迎える夏のオフシーズンとなる。大幅な選手の入れ替えが行われても不思議はないだろう。アンフィールド(リバプールの本拠地)では、2季連続で主将交代という時代が発生するかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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