「初の100%ヨーロッパ」 日本代表の“オール海外組”に海外も注目「数年前は不可能だった」
日本はカメルーンに0-0のドロー “オール海外組”の招集メンバーに海外メディアも注目
日本代表は9日、国際親善試合でカメルーン代表と対戦し、0-0と引き分けた。今回のオランダ遠征は日本代表史上初の“オール海外組”で臨んでいるが、海外メディアも「初の100%ヨーロッパ」と見出しを打って注目している。
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Jリーグが過密日程となっており、帰国時の隔離期間もあるため、招集メンバー全員が欧州でプレーする選手となった日本代表は、史上初の“オール海外組”でカメルーン戦に臨むことになった。約10カ月ぶりに迎えた代表戦は決め手に欠き、スコアレスドローに終わった。
そんななか、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「初の100%ヨーロッパ」と見出しを打ち、「JFAはヨーロッパでプレーするプレーヤーのみを招集した。数年前は不可能だった。他のアジア国にはできないことだろう」と指摘している。
また、これまで日本が参加したワールドカップ(W杯)で招集したメンバーの海外組の人数を振り返っており、1998年のフランス大会は0人、2002年の日韓大会が4人、06年のドイツ大会が6人、10年の南アフリカ大会が4人、14年のブラジル大会が12人、18年のロシア大会が15人と説明していた。
今回、フレンドリーマッチではあるが、25人中25人が海外組となった。試合としては「誰も満足することのできない、味気ないスコアレスドローだった」と納得のいくパフォーマンスではなかったと指摘しつつも、海外組で招集メンバーを満たすことのできる状況は、日本人選手が世界から認められている裏付けとも言えるだろう。
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