ミラン名物会長が現場介入の封印を宣言 「ミハイロビッチに静かな環境で仕事をさせる」

会長を満足させる「結果」は不明だが…

「我々はミハイロビッチをシーズン終了時の結果とチームの機能性で評価する。今この瞬間は、静かな落ち着いた環境で仕事をさせる」

 名物会長の側から、自家用ヘリで練習場に駆けつける恒例の現場介入の封印を宣言している。少なくとも、シーズン終了までミハイロビッチ監督は自らの考えに横槍を入れられることなく、チームの指揮に専念することができるようだ。

 最終的にベルルスコーニ会長が満足する結果として、どのようなハードルが課せられているかは不明だが、現状リーグ戦では勝ち点48の6位と、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる3位以内はかなり厳しい状況にある。その一方で、イタリア杯では決勝に進出してユベントスとの決戦が待ち、タイトル獲得の可能性を残している。“鬼軍曹”ことミハイロビッチ監督を支えるためにも、本田やボナベントゥーラなど不動のレギュラーとなった選手たちの活躍が欠かせないはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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