「魅惑的なタッチ」 サンプドリアMF、今季初勝利に導く華麗ループ弾を伊メディア称賛
第3節フィオレンティーナ戦の試合終盤、MFヴェッレが決勝点を記録
日本代表DF吉田麻也の所属するセリエAのサンプドリアは現地時間2日、敵地でのフィオレンティーナ戦で2-1の勝利を収めた。MFヴァレリオ・ヴェッレが決勝点を奪ったが、華麗なループシュートに「魅惑的なタッチ」と現地メディアが称賛の言葉を送っている。
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サンプドリアは今季のセリエAで2連敗と苦しいスタートとなっていたが、第3節で強豪フィオレンティーナと敵地で対戦。吉田も先発出場したなか、前半43分に元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラのゴールで先制するも、後半27分には同点に追いつかれてしまう。
しかし、3試合連続で勝利を逃す展開もチラつき始めた後半38分、ヴェッレが見事なゴールでサンプドリアを救う。GKエミル・アルデロからのロングボールに反応すると、フィオレンティーナのディフェンスラインを出し抜き、完璧なトラップでGKバルトロメイ・ドラゴフスキと1対1に。ドラゴフスキの位置を見極めたヴェッレは右足で軽くボールをすくい上げると、ふわりとしたループシュートがネットを揺らした。
このゴールが決勝点となり、サンプドリアは2-1で今季初勝利を収めている。まさにチームを救った華麗なゴールについて、イタリア紙「ラ・レプブリカ」は「ヴェッレのスーパーゴールが勝利をもたらす」と速報し、イタリアメディア「トゥットメルカートウェブ・コム」も「アルデロのロングボールを感知し、魅惑的なタッチでフィレンツェでの勝利に導いた」と称賛している。
試合後、衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、ヴェッレは「キャリアの中でもベストゴールの一つだし、間違いなく重要なゴールだったね。相手がラインを上げるのが見えて、アルデロがボールを蹴るのも分かっていた。まずはトラップして、GKを見たらゴールから出てきていたから、ボールを浮かせたんだ」とコメント。ゴール自体の美しさ、そしてシーズン初勝利をもたらす決勝点の重要性も加味すれば、“キャリア史上ベスト”も決して誇張ではないだろう。